2021年8月8日日曜日

NanoPi R4SでOpenWrtを構築

 今まで使っていたXG Firewall Home EditionはAndroidのv6通信で相性が悪いようなので、改めて別途ルータを用意することに


無線APは別途あるし市販品を買っても仕方ないので今回はOpenWrtを構築することに


選んだ筐体はNanoPi R4S

microSDカードはトランセンドの高耐久350Vシリーズの128GB

電源コードは適当にスイッチ付きでACアダプタ分離型をそれぞれAmazonで購入




OSイメージは以下サイトにスナップショット版がアップされていた

friendlyarmの公式サイトだとFriendlyWrtだったので、OpenWrtのサイト上を漁って見つけた

https://openwrt.org/toh/hwdata/friendlyarm/friendlyarm_nanopi_r4s


画面下部の【Firmware OpenWrt snapshot Install URL:】に記載のURL【http://downloads.openwrt.org/snapshots/targets/rockchip/armv8/openwrt-rockchip-armv8-friendlyarm_nanopi-r4s-ext4-sysupgrade.img.gz】をダウンロードして、適当なソフトウェアでmicroSDカードへイメージファイルを書き込み


初期起動ではWANがDHCP、LANが192.168.1.1/24で起動する

自宅環境だとLANアドレスが競合するため、一旦WANを接続せずにPCを繋いでSSH接続

初期設定はユーザ名:root、PW:無し(空白)でログインできた




まずはLANインターフェースのIPアドレス変更
# vim /etc/config/network

config interface 'lan'の中にあるoption ipaddr の値を書き換える
ika concccc


再起動して、新しいアドレスにアクセスして変更されていることを確認

問題なければWANを接続してインターネットへの疎通を確認してから、以下のコマンドを実行してGUI設定ツールをインストールする


# opkg update

# opkg install luci

# opkg update

# opkg install luci-ssl

/etc/init.d/uhttpd restart


再起動を確認したらブラウザからlan側アドレスへアクセスする

ログイン情報はsshの際と一緒、PWを設定する様に促すメッセージが出てるので、後で変更しておく




【System】>【Software】を開いて【Update lists】をクリックしてインストール可能ツールの一覧を更新して、検索窓から基本の日本語ツール【luci-i18n-base-ja】を検索する





次にIPoE接続用にDS-Lite用のソフトウェアを同じようにインストールする




インストールが完了したら、一旦WAN側を抜いてIPoE接続用の設定を入れていく


【ネットワーク】>【インターフェース】から【WAN】を選んで、プロトコルをDHCPから【Dual-Stack Lite(RFC6333)】に変更して、【DS-Lite AFTRアドレス】に【2404:8e01::feed:100】を入力して保存、2404:8e01::feed:101でも可

東日本だとAFTRアドレスの値は2404:8e00::feed:100か2404:8e00::feed:101になる



次に【wan6】を選んで【DHCPサーバ】>【IPv6設定】を開き、以下の通り設定する

【Designated master】:チェックあり

【RA-Service】:リレーモード

【DHCPv6-サービス】:リレーモード

【NDP-Proxy】:リレーモード


次は【LAN】を選んで、【DHCPサーバ】>【IPv6設定】を開き、以下の通り設定する

【Designated master】:チェックなし

【RA-Service】:リレーモード

【DHCPv6-サービス】:リレーモード

【NDP-Proxy】:リレーモード



また、LAN側のIPアドレスをGUIで帰る場合、情報を変更してから【保存&適用】を実行して90秒以内に新しいIPアドレスでアクセスし直さないと、設定がロールバックされてしまう


ここまで設定すれば、あとはONUからNanoPi R4Sに直結して疎通確認をするだけ

設定が問題なかったのですんなり繋がった


ただ、NanoPi R4Sだとメモリ使用量も1%程度しかなかった



わかってはいたけどオーバースペックだったかな

これなら下位モデルのR2Sでも十分だったかもしれない

2021年8月5日木曜日

新しいChromebook購入

 6月頃にLenovoの公式サイトにてセールがあり、ThinkPad C13 Yoga Chromebookが安くなっていたので購入


せっかくなので最上位のRyzen7 3700C

改めて調べたら深夜帯だと12万代まで落ちたのか・・・・まぁいいか


当初は日本語キーで注文して月末に届いたものの、タッチ液晶の不具合でまともに操作できなかったので初期不良返品して、USキーボードタイプを再注文




メタリックの深い青が格好良くて外観は気に入った

ただ、耐衝撃性などの関係で最近の13インチクラスにしては少し重たいかな


画面は光沢のIPS液晶でsRGB100%対応

でも映り込みが煩わしいので非光沢のフィルムを貼って対応

色味はあまり変わらず見やすくなったが、付属のタッチペンの滑りは少し悪くなったかな?

タッチペンを使う操作はあまりしないので問題なし



早速いくつかソフトウェアを入れて動作確認


・Linuxと日本語環境

 問題なし


・VS Code

 問題なし


・GIMP Linux版

 問題なし


・Rawtherapee Linux版

 エクスプローラ表示はできるものの、編集画面に移行できない

 →別途Darktableをインストールしした

  RAW現像はDarktableなら動く


・Minecraft Java Linux版

 インストールできて一応起動したものの、マウスカーソルが画面外にそのまま出てしまうため、後ろを振り返るためにはマウスカーソルをぐるっと回さないと駄目

 解像度かマウス設定弄ればうまく行くかも?

flagsの設定変更で問題なく操作できるようになった

【 ChomebookでのMinecraft Java Edition実行とマウスカーソル対策  】


・Zoom

 →Androidアプリ及びChrome拡張機能版も一応動く

  また、6月末にPlay StoreへZoom for Chrome -PWA版が登場していおり、こちらであればバーチャル背景も利用できた


  ただ、画面中央を切り抜き周囲をバーチャル背景に置き換えるだけで、人物を認識して切り取ってるわけではなく、背景画像も初期の3種類から変更ができないっぽい

  この辺りは今後のアップデートに期待か


・Amazon Kindle Androidアプリ版

 一応インストールして起動はできた

 ただ、電子書籍を開いた際に画面が真っ白 or  真っ黒となっており、前ページや次ページに移動してから戻さないとまともに表示されない

 これはRyzenとの相性の問題か?

 読めないことはないがかなりストレスを感じるので今の所使うことはないかな



Chromebookならではの起動や終了の速さ、通常の動作の快適性はやはり目を見張るものがある

Windowsや純粋なLinuxに比べてできないことも多いが、サブ機として考えればある程度は妥協可能か

スペックに余裕があるので、KVMにWIndowsをインストールして使うのも手かもしれない

2021年7月29日木曜日

Android端末で一部サイトが表示できない

7月22日頃に起こったAkamaiの障害以降にAndroid端末でAmazonやアメブロなど一部サイトへのアクセスができなくなった

エラー表示としてはタイムアウトしているように見える

ただ、同じWi-Fiに接続しているWindows10の端末やiPhone、Chromebookは問題なく利用できている
また、Android端末自体もLTEでの接続やiPhoneでテザリングした場合は問題なく表示ができる

念の為Androidからamazon.co.jpへFQDN宛にpingを飛ばすと問題なく繋がっている


考えられるのはルータからのIPv6の払い出しの問題かな
今使っているXG Firewall Home EditionはDHCPv6には対応しているがND RDNSSには対応していない

しかし、AndroidはSLAACでIPv6アドレスだけを受け取っているがDNSv6は受け取っていない模様
Chromebookはv6アドレス自体を受け取っていないので、この辺りは各OSの仕様の問題だろうか?

もしかしたらAkamai関係なくXG Firewallのファームウェアの問題もあるけど、戻して検証するのも少し面倒

とりあえず別ルータを検討するのが懸命かな?
小型PCとか調達してOpenWrtでも構築しようか

2021年6月13日日曜日

紫陽花と蛍

  撮影日:2021/06/11

撮影場所:山口県岩国市


所用で午後半休となったので、雨の合間を縫って久々に写真を撮りに出掛ける


吉香公園に着いた頃は少し雨が降っていたものの、そのおかげか紫陽花がきれいに見えた気がする




天気も相まって人が少なく、周りをあまり気にせず写真が撮れるのは個人的にはうれしい



ただ、地面も濡れているからローポジションでの撮影は服が汚れるので少しためらわれるかな



日が落ちてから蛍を見に行ったものの、いつも通る道が通行止めになっており、迂回路は狭くて暗い山道
雨で濡れた慣れない道を暗い中走るのは危険なので、近場の道の駅に移動
裏手に川が流れているので、そこで待機していたら思いの外飛んでいたので良かった


雨雲レーダーをチェックして蛍が飛びそうな時間帯だけ雲から抜けそうだったので、タイミングを見て行ってよかった


昼の回転ずしでは注文より1皿多く来たり、夕食に買った弁当は片方ライスがなかったりとトラブルがあったものの、どちらも店側がちゃんと対応してくれたので一安心


何もトラブルなく順調に事が進む方が楽でいいけど、たまにはこれくらいの刺激があってもいいかなとも思う




2021年5月19日水曜日

はんだ付けの煙用にPCファンによる簡易な集煙機の作成

 自宅のRaspberry Piを利用して電子工作の入門キットを買って色々と遊んでいたが、はんだ付けの際の煙が気管支に辛かったので、PCファンを利用した集煙機を用意した


商品として売られているUSBファンもあったが、回転数があまりないのでPCファンを利用して組むことにした


諸々の部材はAmazonで購入

・8cm PCファン3Pinタイプ 3000rpm

・8cm ファンガードフィルター

・8cm ファンガード

・ファン用USB電源変換12V昇圧タイプケーブル


 ファンの吸気側にフィルターを取り付け

このフィルターは枠をネジ止めして、フィルターをカバーをはめるタイプ

ケーブルはただ差すだけ



排気側にはファンガード

なくても支障はないものの、不意の破損は嫌なので念の為

中央の穴はカメラ用の三脚刺さりそうだし、必要であれば足として探しても良さそう



ケーブル自体が500mAまでなので、電源はスマートフォン用のUSB-ACアダプタでもいいし、USB HUBからでも問題なし
起動したら紙も吸い付くし、煙も問題なく吸ってくれる

フィルターが付いてるとは言え室内に拡散されるだけなので、やはり空気清浄機との併用は必要かな
直接吸い込む危険性がないだけでも十分だけど

2021年5月5日水曜日

ChromebookでのRAW現像

Chromebookで画像編集やRAW現像する際に、Androidアプリが動くからとLightroomやPhotoshopを試す話はよく聞くが、PC版に比べて使い勝手がどうこうという話をたまに目にする

そもそもChromebookならLinuxアプリが動くのだからOSSも視野に入れていいと思う


今回使うのはRaw TherapeeとgimpのLinux版

というかメインのWIndowsマシンでもX-T1で撮った写真のRAW現像はこの組み合わせで使っている


アプリは特にややこしい操作もなくインストールするだけ

$ sudo apt -y install rawtherapee

$ sudo apt -y install gimp


インストールできたらランチャーのLinuxアプリ内にアイコンが追加される



Raw Therapeeを起動したら、RAWデータを保存しているフォルダを選択する

NASのフォルダを利用できるようにしておけば、Chromebookの保存容量も気にしなくていい


使い勝手は多少癖があるものの、慣れればそれなりにパラメータを弄って好きな具合に調整できる

また、編集画面の左下にあるパレットアイコンをクリックすると、RAW現像しつつgimpを自動で開いてくれるように連動している



Raw Therapeeの設定画面を確認すると 外部エディタの初期値がgimpになっている。
WIndows版だとここは手動でgimpのフォルダを指定する必要があるので、地味に楽。
おそらくwindows版ではadobe製品など、他の選択肢が多いためかな?





個人的にgimp側ではRaw Therapeeで弄り足りなかったシャープさや色味の微調整、あとはファイルサイズの変更とjpg変換などを行っている
言語設定は



WIndowsで使っている事もあって、個人的にはChromebookでも同じ環境でRaw現像できるのは便利でいい


ただ、今持ってるASUS のC523Nだとスペックも低いし、液晶もTNパネルなのでChromebookで本腰入れてやろうと思えば、スペックの高い機種を買わないと難しい

動かないことはないけど、色が合わないのは致命的だし

2021年4月16日金曜日

ESXi 6.7のパッチ適用と7.0へのアップデート失敗

 自宅のXG FIrewallをインストールしている基盤のESXiのパッチが来ていたものの、在宅続きでなかなかルータを切る時間がなかったので見送っていたが、会社から何故かiPhoneが支給されて会社PCをテザリングできるようになったので、時間を作ってESXiへパッチを適用することに


適用前のbuildバージョンはメモし忘れたが、ESXibuildバージョン:17700523のパッチを適用した

パッチはmyvmwareにログインして以下から最新のものをダウンロードして、ESXiのデータストアブラウザにアップロードしておく

https://my.vmware.com/ja/group/vmware/patch#search


一旦XG Firewallを載せている仮想マシンをシャットダウンして、ESXi本体をメンテナンスモードに切り替え

その後SSHでログインして以下コマンドを実行して現在のバージョンを確認(現状メモし忘れた)

$ esxcli software profile get


以下コマンドでパッチに含まれるプロファイルを確認

名前の後に【standard】と付いているものが該当のもの

$ esxcli software sources profile list -d /vmfs/volumes/datastore1/<アップロードしたファイル>


確認したプロファイルを適用する

$ $ esxcli software profile update -d /vmfs/volumes/datastore1/<アップロードしたファイル> -p <対象プロファイル>


実行後エラーもなく終了したら再起動する

再起動後はSSHが無効になっているので、GUIでログインし、【ヘルプ】>【バージョン情報】で該当のbuildバージョンになっていれば問題なし



ついでにESXi 7.0へアップデートしようとしたところ以下エラーで失敗

[HardwareError]

 Hardware precheck of profile ESXi-7.0b-16324942-standard failed with errors NATIVE_BOOT_NIC ERROR Found=[False] Expected=[True] Boot NIC is either missing or has no native driver available.

 Please refer to the log file for more details


NICのエラーってことで思い当たるのは、このベアボーンLIVA Z自体にESXiインストールする時に標準ドライバが対応していなかったのでカスタムイメージを作成した記憶が・・・

【 自宅NGFWの導入 その2 ESXiのカスタムイメージファイル作成 】


バージョン跨ぎでアップデートする際にもここが引っかかるのか・・・

やるならまたカスタムイメージ作ってインストールし直しかな?

方法があるならまた調べる必要があるけど、一旦は最新buildバージョンになったからいいかな