2020年5月13日水曜日

ESXi上にOPNsenseを構築

XG FirewallにIPoEの設定入れたらダイナミックDNS使えなくなってOpenVPNも利用できなくなったので、対処策としてPPPoEセッション用にルータを追加することに


構成は以下の感じ
XG FirewallのデフォルトルートはIPoEのIPIPトンネル向いてるので、優先度低めでOPNsenseにデフォルトルート向ければ、PPPoEもバックアップ回線に使えそう

色々設定できたら構成図綺麗に作り直そう




LIVA Zのリソースはあまり残って無いのでそれなりに軽量でも動くもので良さそうなのを探していたら【 OPNsense 】なる仮想Firewallがあるらしい

公式wikiの情報だと基本要件は以下の通り
  • Processor:1GHz dual core cpu
  • RAM:1GB
  • Install target:40GB SSD
メモリとストレージは余裕があるものの、CPUは4CoreともXG Firewallに振っているので、CPUだけは最小構成の1Coreでイケるだろう1GHzはあるし


設定はさくらのナレッジを参考にした


まずは公式サイトのダウンロードページからISOファイルをダウンロードする
Architectureは【amd64】
Select the image typeはdvd
Mirror Locationは好きなところを選べばいい

bz2形式で落ちてくるので7z使って適当なフォルダに解凍しておく
ダウンロードしたバージョンは20.1とのこと



ESXiにログインして仮想マシンを新規作成する
名前はわかりやすく【OPNsense】
互換性は初期値
ゲストOSファミリは【その他】
ゲストOSのバージョンは【FreeBSD11より前のバージョン(64ビット)】


利用するデータストアは一つしかないのでそのまま選んで次へ
CPU:1
メモリ:1024MB
ハードディスク1:40GB (シンプロビジョニング)
ネットワークアダプタ1:WAN側の仮想NW
ネットワークアダプタの追加で新規NIC追加してそちらはLAN側の仮想NWを割り当て
CD/DVDドライブ:データストアISファイル
として先ほど回答したISOファイルをアップロードする



作成完了したら起動して仮想コンソールから初期設定を行う
画面が起動したらエンターを押して先へ


途中でPress any key to start the manual interface assignment:
と聞かれるのでエンター押して手動設定へ移行
nic名とMACアドレスが表示されるのでESXi上の画面と照らし合わせてWANとLANを間違えない様に気を付ける
VLNAは使わないのでn
WANはem0
LANはem1
追加インターフェースは利用しないので未入力のままエンター

login:が表示されたら
login:root
PW:opnsense
でログインしてCLIで変更画面へ


【2) set interface IP address】の2を選んでIPアドレスを設定する
IPアドレスは192.168.1.14
サブネットは28
defaultgatewayを聞かれるが、VLAN越しにSSHで繋げる予定なのでXG Firewallの値の192.168.1.1を入れておく
これやらないとVLAN越しにルーティングできずにブラウザからのアクセスができなくなる
ラズパイ踏み台にしてやればいいんだろうけど


設定したら一旦ログアウトして以下の値でログインする
これでFirewall本体のインストール作業に入る
login:installer
PW:opnsense

キーボード設定を変更するため【Change Keymap(default)】から【jp.kbd】を選択
インストール方法は【Guided installation】を選択してストレージを選択
インストールモードは【GPT/UEFI】を選択
最後にrootパスワードの再設定、後で変更する場合は空欄のままエンター押せば初期値のままとなる

インストールが完了したらrebootして、起動後にIPアドレスでWebブラウザからアクセスできる




後はVLAN側へのスタティックルートとWANへのPPPoE設定とダイナミックDNS設定とOpenVPNの設定をやっていこう